オールインとは自分の持っているチップを全て賭けて勝負するハイリスク・ハイリターンのアクションです。
この記事を読めば、オールインを判断するタイミングはいつなのか、逆に相手からオールインされたときの自分の立ち回りが上手くなります。
オールインとはハイリスクハイリターンの戦略

オールインとはポーカーのアクションの1つで、手持ちのチップを全部賭けるハイリスクハイリターンなアクション。オールインの対策・タイミングを勉強すれば、ポーカーで一攫千金を狙うことも可能です。
- オールインとは
- どうしてオールインがあるのか
①オールインとは
ポーカーのオールインとは、手持ちのチップを全部賭けるハイリスクハイリターンなアクションです。
ポーカーのアクションの中で、オールインは最も相手をフォールドさせやすい(降ろしやすい)アクション。というのも、オールインされた相手はフォールドかオールインかを選ばなければならず、リスクの高いオールインは避けるのが基本だからです。

オールインが上手くなれば、重要な局面で相手に上手くプレッシャーをかけ、ポーカーの利益を増やすことも可能です。
- 相手をフォールドさせられる
- ポーカーの利益を最大化できる
ポーカーでオールイン勝負になったときは、参加人数が2人(ヘッズアップ)なのか3人以上なのかでポット配分の計算方法が変わります。
オールインの参加人数が2人(ヘッズアップ)の場合・3人以上の場合で、ポット配分の計算方法が異なる
オールイン勝負になったときのポット配分の計算方法については、こちらで詳しく解説します。
②どうしてオールインがあるのか
ポーカーにおいて賭けられる金額の上限は、自分の手持ちチップで決まります。もし「コールする資金が足りないと負け」というルールだと、資金力があるプレイヤーが常に勝利するつまらないゲームになってしまいます。
そこで、ポーカーではゲームを面白くするためにオールインというルールを設定しています。コールするには資金が足りない場合でも、オールインすればゲームを継続できます。
オールインを使いこなせれば、本来なら負けてしまう場面でも勝つことが可能。この記事を読んでオールインのタイミングを学び、ポーカーで稼いでみましょう。
オールインの配分の計算方法を具体例で紹介

ポーカーのゲームでオールイン対決になった場合、ポット配分の計算方法は1対1(ヘッズアップ)のとき・3人以上の勝負のときで異なります。
ここでは、ポーカーでオールイン勝負になった際のチップの配分の計算方法を、1対1(ヘッズアップ)のとき・3人以上の勝負のときで分けて解説します。
- 1対1(ヘッズアップ)でのオールイン計算例
- 3人以上でのオールイン計算例
①1対1(ヘッズアップ)でのオールイン計算例
ポーカーでは、プレイヤーごとに手持ちのチップ量が異なります。そのためプレイヤーごとにオールインの賭け金も異なります。
賭けた額が異なるのに同じ額のポットをもらえるとなると不公平ですよね。そのためポーカーでは、公平性を担保するためにオールインの計算方法が定められています。ここでは、オールインした人数が2人の場合(ヘッズアップ)の計算方法を解説します。
オールインで賭けた額が同じ場合の計算方法
オールインで賭けた額が2人とも同じ場合、勝った人がポットを総取りします。

Aさん・Bさんのヘッズアップの場合を考えてみましょう。仮に、AさんもBさんも1,000ドルをオールインしたとします。
| プレイヤー | オールインで賭けた額 | Aが勝ったときの金額 | Bが勝ったときの金額 |
|---|---|---|---|
| A | 1,000ドル | 2,000ドル | 0ドル |
| B | 1,000ドル | 0ドル | 2,000ドル |
オールインで賭けた額が同じなので、Aさん・Bさんどちらが勝っても得られる金額は1,000+1,000=2,000ドルとなります。
オールインで賭けた額が異なる場合の計算方法
オールインで賭けた額が異なる場合、オールインした額が少ない方に合わせてポットを作成します。

Aさん・Bさんのヘッズアップで、Aは2,000ドル、Bは1,000ドルをオールインした場合を考えます。
| プレイヤー | オールインで賭けた額 | Aが勝ったときの金額 | Bが勝ったときの金額 |
|---|---|---|---|
| A | 2,000ドル | 3,000ドル | 1,000ドル(差額分) |
| B | 1,000ドル | 0ドル | 2,000ドル |
オールインの金額が異なる場合、2人のうちの額が少ない方に合わせてポットを作成します。この場合、ポットに入れるチップはAさん・Bさんともに1,000ドル。そのためポットは合計2,000ドルとなります。
AさんがBさんより多く賭けた差額分1,000ドルは、Aさんに返却されます。
- ポットに入れる金額は2人とも同じ
- 相手より多く賭けた分の金額は返却
Aさんが勝った場合、Aさんはポットの総額+差額分=3,000ドルを得ます。Bさんが勝った場合、Bさんはポットの総額2,000ドルを得て、Aさんには、Bさんより多く賭けた差額分の1,000ドルが返却されます。
Bが先に1,000ドルオールインした場合、Aは2,000ドルオールインではなく、コールをしましょう。もしオールインしても、Bがオールインで賭けた額より多い差額分の1,000ドルは戻ってくるからです。
②3人以上でのオールイン計算例
ここではオールインした人数が3人以上の場合の計算方法を解説します。
オールインで賭けた額が全員同じ場合の計算方法
オールインで賭けた額が全員同じだった場合、勝った人がポットを総取りします。

Aさん・Bさん・Cさんの3人でプレイしていて、3人とも1,000ドルをオールインしたとします。
| プレイヤー | オールインした額 | Aが勝ったときの金額 | Bが勝ったときの金額 | Cが買ったときの金額 |
|---|---|---|---|---|
| A | 1,000ドル | 3,000ドル | 0ドル | 0ドル |
| B | 1,000ドル | 0ドル | 3,000ドル | 0ドル |
| C | 1,000ドル | 0ドル | 0ドル | 3,000ドル |
オールインで賭けた額が同じなので、誰が勝っても得られる金額は同じ、1,000+1,000+1,000=3,000ドルとなります。
オールインで賭けた額が1人だけ異なる場合の計算方法
3人以上のオールイン勝負で、1人だけ賭けた額が異なる場合を考えます。この場合、オールインで賭けた額が少ない人に合わせてポットを作成します。

Aさんは1,000ドル、Bさん・Cさんは2,000ドルをオールインしたとします。
| プレイヤー | オールインした額 | Aが勝ったときの金額 | Bが勝ったときの金額 | Cが勝ったときの金額 |
|---|---|---|---|---|
| A | 1,000ドル | 3,000ドル | 0ドル | 0ドル |
| B | 2,000ドル | 1,000ドル(差額分) | 4,000ドル(ポット+差額分) | 1,000ドル(差額分) |
| C | 2,000ドル | 1,000ドル(差額分) | 1,000ドル(差額分) | 4,000ドル(ポット+差額分) |
オールインで賭けた額が異なる場合、額が少ない人に合わせてポットを作成します。この場合、ポットに入れるチップは3人とも1,000ドル。そのためポットは合計3,000ドルとなります。
Bさん・CさんがAさんより多く賭けた差額分の1,000ドルは、それぞれ2人に返却されます。
- ポットに入れる金額は全員同じ
- 相手より多く賭けた分の金額は返却
Aさんが勝った場合、Aさんはポットの総額3,000ドルを得ます。Bさん・Cさんが勝った場合、ポットの総額+差額分=4,000ドルを得ます。
またゲームの結果に関わらず、Bさん・Cさんは、Aさんより多く賭けた差額分の1,000円を取り戻します。
オールインで賭けた額が2人以上異なる場合の計算方法
3人以上が異なる額をオールインした場合、メインポット・サイドポットを計算します。メインポット・サイドポットについては以下で解説します。
メインポット・サイドポットとは
| メインポット | 参加しているプレイヤー(オールイン・コールしているプレイヤー)全員が同じ額を入れて作る。 参加プレイヤーの中でオールインした額が最小の人に合わせて作る。 |
| サイドポット | メインポットからあふれた賭け金の範囲で、参加プレイヤー全員が同じ額を入れて作る。 |

A・B・C・Dの4人がオールインした場合を考えます。それぞれ1,000ドル、2,000ドル、3,000ドル、4,000ドルをオールインしたとします。
メインポットは、オールインした額が最も少ないAに合わせて作られます。サイドポット①はB、サイドポット②はCのオールインした額を基準に作られます。
メインポットにもサイドポットにも入らなかったDの賭け金1,000ドルは、ゲームの結果に関係なくDに返却されます。
| メインポット | サイドポット① | サイドポット② | 差額分 | |
|---|---|---|---|---|
| A | 1,000ドル | 0ドル | 0ドル | 0ドル |
| B | 1,000ドル | 1,000ドル | 0ドル | 0ドル |
| C | 1,000ドル | 1,000ドル | 1,000ドル | 0ドル |
| D | 1,000ドル | 1,000ドル | 1,000ドル | 1,000ドル |
| 合計金額 | 4,000ドル | 3,000ドル | 2,000ドル | – |
| ポットをもらう権利がある人 | A・B・C・D | B・C・D | C・D | D |
ポーカーのオールインではポットにお金を入れた人のみが、そのポットを獲得する権利をもちます。そのため、ポットを獲得できる人の中で最も強いハンドを持っていた人が、そのポットを獲得できます。
例えばAのハンドが最も強い場合、Aはメインポット4,000ドルを獲得します。Aの次にDが強ければ、サイドポットはすべてDが獲得します。
もしDが4人の中で最も強いハンドを持っていたら、メインポット・サイドポットをすべてDが獲得します。
- お金を入れた人のみが、ポットを獲得する権利を持つ
- 自分がオールインした金額が、相手から得られるチップの上限となる
ポーカーのオールイン計算のポイントは、自分がオールインした金額が、それぞれの対戦者から得られるチップ量の上限であるということです。
ポーカーのオールインを選択するタイミング

ここでは、ポーカーのオールインすべきタイミングを4つ・オールインすべきでないタイミングを1つ紹介します。
オールインはハイリスクハイリターンなアクション。適切なタイミングでオールインをして、ポーカーの勝率を上げましょう。
- 自分の手札が強いとき
- チップが不足しているとき
- 相手にプレッシャーを与えたいとき
- ブラフ
- オールインの良くない例
①自分の手札が強いとき
自分の手札が強いときは、場面に応じてオールインしましょう。
下の画像の場合、Aのスリーカード・2のワンペアでフルハウスが成立します。フルハウスはかなり強い役です。
この場合、相手がハンドで2を2枚持っていない限り負けません。ハンドが特定のポケットペア(数字が同じ)になる確率は約0.453%なので、負ける確率はかなり低いです。

このように負ける確率が低くリスクの少ないタイミングでオールインしましょう。
②チップが不足しているとき
ハンドは強いけれどチップ不足でコール・レイズできないタイミングもオールインを選択しましょう。
③相手にプレッシャーを与えたいとき
相手にプレッシャーを与えたいタイミングでオールインをするのもおすすめ。例えば、トーナメントでインマネ(入賞)間近のタイミングでオールインしましょう。
100人参加・10位から入賞のトーナメントを例に考えます。ポーカーのトーナメントは、チップがなくなったら退場するルールです。残り11人の状況では1人が退場すれば入賞できるので、必然的に多くのプレイヤーがタイト(ゲームへの参加数が少ないスタイル)になりがちです。
その状況でリスクを犯してオールインできるのが強いプレイヤー。オールインが与える相手への精神的プレッシャーは大きいので、相手をフォールドさせてトーナメントで入賞することが可能です。
オールインは自分が退場するリスクもある
ただし、オールインは自分にもリスクがあります。相手がフォールドせずオールイン対決になった場合、自分のチップがすべてなくなる危険があります。トーナメントだと即退場になってしまうので、相手を選んでオールインしましょう。
④ブラフ
自分のハンドが弱く、ターン・リバーまで行っても勝率が低いタイミングで、ブラフとしてオールインすることもあります。
しかしかなりリスクのある戦略なので、ある程度経験を積んで相手の特徴・性格が掴めるようになったらブラフでオールインをしてみましょう。
⑤オールインの良くない例
手札が強い時にオールインすることは悪くありません。しかしいきなりオールインをすると、自分のハンドが強いことが相手に読まれてすぐにフォールドされてしまいます。
まずはコール・レイズをして、相手からチップをできる限り取りましょう。ポットサイズを大きくした上でオールインした方が、よりポーカーで稼げます。
相手からオールインされた時の対処法

ここでは相手からオールインされたときの対策を、自分のハンドが強い場合・弱い場合に分けて解説します。
相手からのオールインにきちんと対策を取って、ポーカーで大きく負けることを減らしましょう。
- 基本的にはフォールドを選択
- 強いハンドなら勝負
①基本的にはフォールドを選択
よほど自分のハンドが強く勝率が高くない限りは、フォールドを選択しましょう。自分のハンドが強いかどうかは、GTO Wizardのようなポーカー分析ツールを使うか、オールインすべきハンドレンジをまとめた表で確認しましょう。
- GTO Wizardなどのツールを使う
- ハンドレンジ表で確認する
②強いハンドなら勝負
オールインはハイリスクハイリターンのアクション。相手とのオールイン勝負に勝てればチップを大量獲得できるチャンスです。もし自分のハンドが強いなら、オールインを選択しましょう。
フォールドすべきか判断するときと同じように、ポーカー分析ツール・オールインのハンドレンジ表などを参考にしましょう。
ポーカーのオールインを判断するハンドは?

ここではオールインすべきハンドレンジを解説します。ハンドレンジとは、自分が持っているハンドで参加すべきか降りるべきかを表す範囲のことです。
オールインのハンドレンジは、自分が座るポジションによって変わります。
オールインのハンドレンジはポジションによって変わる
というのもポジションが後ろであればあるほど、使える情報量が増えるからです。プレイする順番が遅ければ、前の人のアクションから相手のハンドを推測し、自分のアクションを合理的に判断できます。一方、ポジションが前だと情報が少なく、ハンドレンジを狭めざるをえません。

例として、自分がBU(ボタン)にいて、CO(カットオフ)がオールインしたときのハンドレンジを紹介します。

黄色はオールインすべきハンドを、白はオールインすべきでないハンドを表しています。
緑は相手によってオールインするか判断しましょう。例えば、相手の参加率が30%近くあればオールインするようにしましょう。
| 黄色 | オールインすべき |
| 緑色 | 相手によってオールインするか判断する |
| 白色 | オールインすべきでない |
自分がSB(スモールブラインド)だったり、自分より前にオールインした人が誰もいなかったりと状況が異なれば、オールインすべきハンドレンジも異なります。
自分のハンドが強いかどうかは、GTO Wizardなどのツールを使うか、オールインすべきハンドレンジをまとめた表で確認しましょう。
- GTO Wizardなどのツールを使う
- ハンドレンジ表で確認する
策を理解すれば、ポーカーの勝率を上げ、稼ぐことが可能です。
ポーカーのオールインに関する他の人の質問

- オールインの意味は?
-
オールインとは、自分のもっているチップをすべて賭けて勝負するアクション。オールインがある理由・オールインで稼げるアプリなど、オールインの詳細はこちらで解説しています。
- オールインにタイミングはありますか?
-
オールインをするべきタイミングは大きく分けて4つあります。
自分の手札が強いとき・チップが不足しているとき・相手にプレッシャーを与えたいとき・ブラフのタイミングでオールインしましょう。
- オールインの対策はありますか?
-
相手からオールインされた時の対策は、自分のハンドが強いとき・弱いときで異なります。ハンドが強く勝率がかなり高い場合のみオールインしましょう。それ以外は基本的にフォールドするのがおすすめです。
オールインされたときの対策はこちらで紹介しています。
- オールインの計算方法について教えてください
-
オールインの計算方法は、オールインした人数が2人のとき・3人以上のときで異なります。
3人以上の時はメインポットとサイドポットに分けてポットの配分計算を行うため、オールインで勝ったからと言って全部のチップがもらえるとは限りません。

