ポーカーのドンクベットとは、最後にレイズしたプレイヤーがアクションするのを待たずにベットすることです。
通称「おバカベット」とも呼ばれます。実はドンクベットが有効な場面もあります。
この記事では、ドンクベットのだめな例から対策まで紹介しています。
ドンクベットとは?
ポーカーのドンクベットとは、オリジナルレイザーがアクションするのを待たずにベットすること。オリジナルレイザーとは、プリフロップで最初にレイズした人のことです。
ポーカーでは、最後にレイズしたプレイヤーまでチェックで回すのが基本。ドンクベットはポーカーの基本を破るプレイなので、「donkey(ドンキー)」=「バカ」なプレイと言われます。
ここでは、実際にどういうプレイがドンクベットにあたるのか、具体例を用いながら解説します。
ドンクベットのNG例
- UTGが3bbにレイズ
- MPからSBまで全員フォールド
- BBが3bbにコール
この場合、オリジナルレイザーは最初にレイズしたUTGです。
- BBがいきなり3bbベット
BBが、オリジナルレイザーのUTGより先にベットしたとします。これをドンクベットと呼びます。
オリジナルレイザーより先にベット(=ドンクベット)
BBはレイザーではないため、以下のように、UTGのアクションを待ってチェックするのが一般的です。
ドンクベットではないOK例
- UTGが3bbにレイズ
- MPからSBまで全員フォールド
- BBが3bbにコール
- BBがチェック
- UTGがベット
- BBがベット
BBが、オリジナルレイザーであるUTGまでチェックで回したとします。オリジナルレイザーのアクションを見てからベットしているので、セオリー通りのOKなプレイです。
オリジナルレイザーまでチェックで回す(=セオリー通りのプレイ)
ドンクベットはポーカーのセオリー外のプレイ。マナー違反ではありませんが、期待値がマイナスなので、ドンクベットはしないのが無難です。
今まで気づかずにドンクベットをしていた初心者の方は、ドンクベットをやめましょう。
というのもドンクベットをすると、フィッシュ(=ポーカーの戦略を知らず、チップを失いやすい超初心者)だと見抜かれて、上級者に徹底的に狙われてしまうからです。ドンクベットをやめるだけで、ポーカーでの負けを減らせます。
逆に、ポーカーであまり勝てない方も、上級者がやっているようにフィッシュを見抜いて戦えば、勝率を上げることが可能です。
基本的に、ドンクベットをするプレイヤー=フィッシュだと思って間違いありません。フィッシュの多いテーブルを狙いましょう。
ドンクベットをする初心者(=フィッシュ)を狙ってチップを稼ぐ
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WPT Globalの評判・使い方についてはこちらで詳しく解説しています。
ドンクベットがダメと言われる5つの原因
ここでは、ドンクベットがダメな理由を5つ解説します。
- 相手にレンジを推定されてしまう
- チェックしたらベットをしてくれる可能性がある
- 相手に降りられてしまう
- 自分がより難しい選択を迫られる可能性がある
- 自分が強い役ができたときに降りられてしまう
①相手にレンジを推定されてしまう
ドンクベットがダメな理由の1つ目は自分がヒットしているときにドンクベットをすると、相手に自分のハンドがバレやすくなるからです。
相手から見れば、チェックした場合は役なし・ベットした場合は強い役をもっていると簡単に推定できてしまいます。
具体例を用いて解説します。あなたがBBで、ハンドは8♡6♡だとします。
- UTG(A♣︎K♢)が3bbにレイズ
- MPからSBまで全員フォールド
- BB(8♡6♡)が3bbにコール
この場合、最初にレイズしたUTGがオリジナルレイザーです。
- フロップのカードがA♡7♣︎4♡
- UTG(A♣︎K♢)が3bbのベット
- BB(8♡6♡)がコール
- ターンのカードがA♡7♣︎4♡3♡
- BB(8♡6♡)が6bbのベット
- UTG(A♣︎K♢)がフォールド
BBはフロップまでチェックしていたのにターンでいきなりレイズすると、ターンで強い役ができたと推定されてしまいます。
ドンクベットを続けると、チェックレンジが弱くなります。チェックレンジとは自分がチェックするハンドの種類のことです。
チェックレンジが弱くなると、相手が強いハンドをもっているときのみコールされ、役なしの場合はフォールドされます。ポーカーで負けやすく稼ぎにくくなるため、ドンクベットは避けましょう。
②チェックしたらベットをしてくれる可能性がある
ドンクベットがダメな理由の2つ目は、バリューを取り逃す可能性があるから。バリューとは、自分が勝っている状態で相手から引き出せるチップのことです。
自分が強いハンドを持っているときにチェックではなくドンクベットをすると、相手のCB(コンティニュエーションベット)を引き出せない恐れがあります。
ポーカーのコンティニュエーションベットとは、プリフロップで最後にアグレッシブなプレイをしたプレイヤー(オリジナルレイザー)が、次のラウンドのフロップで、自分に役があってもなくても継続してベットをすることを指します。
ドンクベットをすると、相手からのCBを引き出せずバリューを取り逃す
具体例を用いて解説します。あなたがBBで、ハンドは8♡6♡だとします。
プリフロップ・フロップでコールしていたのに、ターンでフラッシュが成立した途端にベットすると、相手にフォールドされてしまう可能性があります。
というのもドンクベットされたら、相手は「ターンで強い役ができたのでは?」と推定するからです。
上の画像のように、ターンで役が成立しても、チェックすれば相手からコンティニュエーションベットを引き出すことが可能。ドンクベットして相手にフォールドされた場合よりも、相手から引き出せるバリューが増えます。
③相手に降りられてしまう
ドンクベットがダメな理由の3つ目は、相手から見たら非常に不自然なプレイであり、多くの場合フォールドされてしまうからです。
そもそもハンドレンジ表通りにプレイしていれば、強いハンドならプリフロップの段階でレイズします。コールという消極的なアクションをとったのに、フロップ以降でレイズという積極的なアクションを取るのは、意味が通りません。
ドンクベットをして相手にフォールドされるのを防ぐためには、プリフロップのハンドレンジを勉強しましょう。ハンドレンジについてはこちらのサイトでわかりすく解説されていておすすめです。
④自分がより難しい選択を迫られる可能性がある
ドンクベットがダメな理由の4つ目は、自分がマージナルなハンドの場合、その後のシチュエーションが非常に難しくなりうるから。マージナルハンドとは、現状相手に勝てるか微妙なハンドのことです。
具体例を用いて解説します。あなたはBBで、ハンドは9♢J♡だとします。
- UTGが3bbにレイズ
- MPからSBまで全員フォールド
- BBが3bbにコール
- フロップのカードが2♣︎2♢J♣︎
- BBがドンクベット
- UTGがレイズ
フロップでツーペアが成立したからといって、BBがオリジナルレイザーであるUTGより前にベットするとドンクベットになります。
UTG側にはJ♣︎J♢、A♡J♢、Q♠︎Q♡、K♢K♠︎、A♠︎A♡など多くの強いハンドが考えられます。というのも、もともとプリフロップで3bbレイズしている上に、BBのベットにリレイズしているからです。
BBがターンでフォールドすると、フロップでベットした3bbが無駄。コールしてもさらにチップを失うリスクが大きいです。
ドンクベット以降のアクションが難しくなるので、ドンクベットではなくチェックを選択しましょう。ベット額を小さめに抑えつつ、ターンに進めます。
⑤自分が強い役ができたときに降りられてしまう
ドンクベットがダメな理由の5つ目は、自分に強い役ができたときに相手にフォールドされやすいからです。
初心者に多いミスを具体例で紹介します。
あなたがBBで、ハンドは8♡7♢だとします。
- UTG(A♣︎K♢)が3bbにレイズ
- MPからSBまで全員フォールド
- BB(8♡7♢)が3bbにコール
- フロップのカードがA♣︎5♢6♡
- BB(8♡7♢)がチェック
- UTG(A♣︎K♢)が3bbのベット
- BB(8♡7♢)が3bbにコール
- ターンのカードがA♣︎5♢6♡9♡
- BB(8♡7♢)が6bbのベット
- UTG(A♣︎K♢)がフォールド
ターンでストレートが成立したからといってオリジナルレイザーのUTGより前にベットすると、ドンクベットです。相手にストレートやストレートドローを警戒されてフォールドされる可能性があります。
相手からのコンティニュエーションベットを引き出すためにも、BBはベットではなくチェックをするべきです。
ドンクベットがダメな理由は、相手に自分のハンドがバレやすくなるからです。
逆に、ドンクベットをされたら相手のハンドを読みやすいということ。ドンクベットがダメな理由を踏まえてプレイすれば、簡単な戦略だけで稼げます。
ドンクベットをしてきた相手のハンドを推定し、自分のハンドより強そうであればフォールド、弱そうであればコールを選択しましょう。
ドンクベットをされたら相手のハンドを読みやすい→負けにくく勝ちやすい
相手がドンクベットをするタイミング・癖を把握すれば、より相手のハンドレンジを推定しやすくなります。初心者がドンクベットをする理由を把握し、チップを奪い取りましょう。
ドンクベットで稼ぐなら、初心者の割合が多いWPT Globalがおすすめ。WPT Globalは2022年にサービスを開始したばかりのオンラインポーカーで、アジアのポーカー初心者が多く利用しているのが特徴です。初心者が多い分、ドンクベットをしてくるプレイヤーも多いです。
ドンクベットがダメな理由を踏まえてハンドを推定できれば、手軽にポーカーの収益をアップできます。ドンクベットをする初心者ばかりのWPT Globalで無双して、ポーカーで稼ぎましょう。
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ドンクベットの有効な対策は、次で詳しく解説していきます。
ドンクベットをされた際に有効な対策
ここでは、相手が上級者の場合・初心者の場合に分けてドンクベットをされたらどうしたらいいのか、有効な対策を解説します。
ドンクベットへの有効な対策を踏まえてプレイし、ポーカーの収益をアップさせましょう。
- 相手が上手いプレイヤーのとき
- 相手が下手なプレイヤーのとき
①相手が上手いプレイヤーのとき
上級者にドンクベットされたら、フォールドする・ブラフと判断して対抗する、という2通りの対策があります。
- 素直にフォールドする
- ブラフも混ぜていると判断して対抗する
素直にフォールドする
上級者にドンクベットをされたら、ミドルペアなどのハンドを降りるのも有効な対策。ミドルペアとは、フロップのカード3枚のうち真ん中のランクのカードとハンド1枚で作られるペアのことです。
ドンクベットを有効活用するプレイヤーの場合、かなりの上級者であると予想できます。その後のアクションも難しいシチュエーションを迫られるでしょう。
ベットしてもチップを無駄にする可能性が高いので、上級者にドンクベットされたら、かなり強いハンドでない限りフォールドしましょう。
例えば、あなたがUTGで、A♣︎7♡でオープンしたとします。フロップでBBにドンクベットされたら、フロップでBBに役ができたと推測できます。
BBが上級者の場合ハンドがA♠︎J♡で、キッカーの差で負けてしまうかもしれません。キッカーとは、役が同じで、数字の大きさで勝負が決まるケースです。
チップを無駄にするリスクが高いので、ドンクベットされたらフォールドしましょう。
ブラフも混ぜていると判断して対抗する
ブラフを見破れる自信がある方は、ドンクベットに対してコールするのも有効。というのも、相手が上手いプレイヤーだからこそ、ブラフを混ぜている可能性が高いからです。
ボードのカード・自分や相手のハンドレンジ・相手のプレイスタイルを考えて、相手のドンクベットがブラフか判断しましょう。
具体例を用いて解説します。あなたがUTGで、ハンドA♡A♠️でオープンレイズしたとします。
- UTG(A♡A♣︎)が3bbにレイズ
- MPからSBまで全員フォールド
- BBが3bbにコール
- フロップのカードが4♡5♡6♠️
- BBがドンクベット
BBが上手いプレイヤーなら、フラッシュドローやストレートストレートドローで、セミブラフとしてドンクベットするケースが考えられます。
ターンやリバーのカード次第ではタフなスポット(難しい戦い)になることを見越した上で、ドンクベットに対抗してコールやレイズをしてもいいでしょう。
ドンクベットがブラフでなかった場合チップを失ってしまうため、 相手のハンドを的確に予測しブラフを見破れる自信がある方におすすめの対策です。
②相手が下手なプレイヤーのとき
下手な相手からドンクベットされたら、自分がヒットしているとき以外はフォールドしましょう。
というのも下手なプレイヤーのドンクにブラフはほとんどないからです。「役を持っていることを教えてくれてラッキー」という気持ちでフォールドしましょう。
変に疑ってコールすると逆に相手のドンクベットが有効なベットになってしまうので注意しましょう。
初心者のドンクベットにコールするとチップを失いやすい
下手なプレイヤーのリバーでのドンクベットは、バリューを取りに来ている可能性が非常に高いです。
リバーでフラッシュ完成ボードになり、相手からドンクベットが飛んできた場合は素直にフォールドするのがドンクベット対策のコツです。
というのも、自分がスリーカードやストレート等の強い役でも、相手にフラッシュやストレートフラッシュが完成している可能性が高いからです。
相手のレベル・ハンドレンジなどを推定して、ドンクベットに有効な対策を取りましょう。
- 上級者に有効なドンクベットをされたら→素直にフォールド
- 上級者にブラフでドンクベットされたら→対抗してベット
- 初心者にドンクベットされたら→自分がヒットしている時以外フォールド
相手のレベル・ハンドを適切に推定してドンクベットに有効に対処するためには、実際にプレイして経験を積むのが重要です。
ドンクベットへの対策を練習するなら、ドンクベットをするプレイヤーが多いWPT Globalがおすすめです。
WPT Globalは初心者の割合が大きいオンラインポーカーアプリ。下手なプレイヤーにドンクベットされた際の対策を参考にプレイすれば、適切にドンクベットに対処できるようになります。
初心者のドンクベットに有効な対策を取れれば、もったいない負け試合を減らせるだけでなく、初心者からチップを奪い取ることも可能です。
- ポーカーの負け試合を減らせる
- 初心者を狙ってチップを稼げる
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ドンクベットを活用できる3場面
基本的にドンクベットをするメリットはありません。しかし、ドンクベットを有効活用できる場面もあります。
ここでは、ドンクベットの有効な使い方を3つ紹介します。上級者の方は試してみてください。
- レンジを活かしてブラフをしたい場合
- リバーでのバリュー損失を防ぎたい場合
- 自分に都合の良いベット額で次のカードをみたいとき
①レンジを活かしてブラフをしたい場合
ドンクベットの有効な使い方は、ハンドレンジを活かしてブラフをすること。相手のハンドレンジと自分のハンドレンジを比べ、場のカードが自分のハンド寄りであればドンクベットをするのがおすすめです。
というのも相手がアーリーポジションで、場のカードが自分のハンドレンジ寄りの場合、相手のオープンレンジには役がない可能性が高いからです。
具体例で解説します。あなたがBBで、ハンドは5♡6♡だとします。
シングルレイズポットの場合を考えましょう。シングルレイズポットとは、プリフロップで一度レイズが行われてそれにコールしたポットのことです。
- UTGが3bbにレイズ
- MPからSBまで全員フォールド
- BB(5♡6♡)が3bbにコール
- フロップのカードが3♡4♡5♣︎
- BB(5♡6♡)がドンクベット
フロップで3♡4♡5♣︎がでたら、ブラフとしてドンクベットをするのが有効。なぜなら、フロップのカードがBBのレンジ寄りだからです。UTGのオープンレンジに3♡4♡5♣︎を含むハンドはほぼ含まれていません。
オリジナルレイザーより先にレイズ(=ドンクベット)することで、UTGがオーバーペアなどの弱い役でリレイズしてくれる可能性があります。ポットを大きくできるので、ドンクベットは有効になります。
もちろん、BBのドンクベットでUTGがフォールドしてしまう可能性もあります。ただし、BBのブラフベットに対してUTGがフォールドしても、すでにあるポットを獲得できるため有益なプレーになります。
- ドンクベットに相手がリレイズすれば、ポットを大きくできる
- ブラフで相手を降ろせる
ドンクベットは非常に複雑なプレーなので、初心者の方やローステークスをプレイしている方は、ドンクベットを一切しないこともおすすめします。
ドンクベットが有益になるケースもあることを把握し、相手にドンクベットをされたときに対策できるようにしましょう。
②リバーでのバリュー損失を防ぎたい場合
相手が慎重なプレイスタイルの場合にリバーでベットするのも、ドンクベットの有効な使い方。チェックではなくベットをすることで、バリューを最大化できる可能性があるからです。
慎重な相手だと、セオリー通りチェックするとチェックを返されてショーダウンになる恐れがあります。ショーダウンとは、ゲームに残っているプレイヤーがハンドを見せ合って勝者を決めることです。
相手にベットではなくチェックを返されると、自分が取れるバリューが減ってしまいます。ドンクベットをするとフォールドされる可能性もありますが、コールがもらえる場合もあるため有効です。
慎重な相手にドンクベットをすれば、コールをもらえてポットを大きくできる場合がある
具体例として下の画像のような、あなたがBB、つまりOOP(アウトオブポジション)の場合を考えましょう。OOPとは、相手より先にアクションをしなければいけないポジションのこと。相手のアクションを見れないため、相対的に不利なポジションです。
ターンでBBにフラッシュが成立したとします。フラッシュのような強い役が完成した時にセオリー通りひたすらチェックすると、慎重な相手ならチェックを返される恐れがあります。ショーダウンしてしまい、ポットを大きくできません。
相手が慎重なプレイスタイルで自分がOOPの場合、チェックではなくドンクベットを選択しましょう。
ドンクベットをすれば相手がコールしてくれる可能性があります。ポットを大きくできるためドンクベットは有効になります。
バリューを最大化できるアクションを選択しましょう。
③自分に都合の良いベット額で次のカードを見たいとき
引ければ強い役を完成させられるけど、相手から大きいベットをされたくないという場面でも、ドンクベットが有効です。
自分があと1枚で強い役を完成できる場合、次のラウンドのカードを見たくなりますよね。しかしポーカーのセオリー通りチェックして、オッズが合わない(賭け金に対して十分な見返りがない)ベットを相手に打たれてしまったら、コールができません。
具体例を用いて解説します。あなたがBBでフラッシュドローの場合を考えましょう。
プリフロップまでに8.5bbある状態で、セオリー通りBBがチェック、オリジナルレイザーのUTGが6bbベットしたとします。
BBが6bbコールするとポット総額は20.5bbになるので、オッズは約3.4です。勝率が29%以上あればBBはコールすべきと言えます。
しかしターンでハートが落ちる確率は18%。フラッシュが成立すればUTGに勝てるかもしれませんが、オッズに合わないためフォールドを選択するべきです。
一方BBがドンクベットをし、UTGがコールに留めてくれれば、BBにとって有利なシチュエーションにもっていくことが可能です。
BBが3bbドンクベットして、ポット総額が18bbになる場合を考えましょう。オッズは6なので、勝率が16.6%以上あればベットするべきと言えます。
ターンでハートが落ちる確率は18%なので、BBは3bbベットするべき。BBは都合のいいベット額でコールし、ターンまで進むことが可能です。
都合のいいベット額で次のカードを見れる
ただし、相手からレイズされたらどうするか考えておく必要があります。素直にフォールドするか、レイズに対抗するのか考えた上でドンクベットをしましょう。
オッズについてはこちらのサイトの記事で詳しく解説されています。
ドンクベットを理解して、うまく活用しよう
ドンクベットは、オリジナルレイザーのアクションを見る前にベットすること。ポーカーのセオリー外のプレイで期待値が低いため、ドンクベットはしないのが無難です。
ドンクベットがダメな理由は主に以下の2点です。
- 自分のハンドがバレやすくなる
- バリューを取り逃す
基本的にドンクベットをする人=初心者と考えられます。そのため、あまりドンクベットをする人はいません。
しかし、初心者の割合が圧倒的に多いWPT Globalなら、ドンクベットをするプレイヤー・ドンクベットに適切に対処できないプレイヤーも多くいます。
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WPT Globalの評判・登録方法についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
上手くなったらオフラインで挑戦
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ドンクベットのよくある質問
ここでは、ドンクベットに関するよくある質問に回答します。
- ドンクベットはマナー違反?
-
ドンクベットはマナー違反ではありません。ただし、ドンクベットはセオリー外のプレイ。ドンクベットが有効に使える場面はあまりありません。基本的にドンクベットはしないようにしましょう。
ドンクベットがダメな理由はこちらで詳しく解説しています。
- ドンクベットのメリットは?
-
ポーカーのドンクベットは、有効に使えればレンジを活かしてブラフできる・リバーでのバリュー損失を防げる・自分に都合のいいベット額で次のカードを見れる、などのメリットがあります。
- ドンクベットへの有効な対策は?
-
ポーカーでドンクベットをされた場合の有効な対策は、相手が上級者の場合・初心者の場合で異なります。
相手が上級者の場合、ドンクベットがブラフの場合もあります。相手のハンドを適切に推測できる場合はベットしましょう。相手のハンドがわからない場合・相手が初心者の場合はフォールドしましょう。
- ドンクベットがダメな理由は?
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ポーカーのドンクベットがダメな理由は、相手に自分のハンドがバレやすくなってしまうからです。
相手のハンドが強ければコールされて負けてしまいますし、相手のハンドが弱ければフォールドされてバリューを取り逃がしてしまいます。
- 相手のハンドが強い場合:チップを無駄にする
- 相手のハンドが弱い場合:バリューを取り逃す
- ドンクベットの名前の由来は?
-
ポーカーのドンクベットの名前の由来は英語のドンキー(donky)。英語圏では「バカ」を意味するスラングです。
ドンクベットの名前の由来は、こちらで詳しく解説しています。